バンクーバー珍道中

バンクーバーでの備忘録

記事を書いた後の火曜日

コロナウィルス記事をまとめてみたが、はっきりいってさっぱりわからん。個人で集められる情報にしては雑すぎると思うし、これでも5時間くらいかけて集めてみたんだが、自分でも「これでいいのか?」というものが多すぎだ。第一、情報の信用性がどれもこれもなさすぎる。中国政府がコロナウィルスについてを発表したのが1月7日となっているが、それもカナダ政府概要にたった1文乗っているだけで、裏が取れない。

しかもこいつ危険性が本当にあるのかどうか疑わしい、世間が騒いでいるほど強烈な感染力があるのかも不明、致死率も3%だったり5%だったりばらばら。過去に流行したとされるコロナウィルスとの類似性もあるみたいだが、2003年に中国で流行した重症急性呼吸器症候群コロナウイルスSARS-CoV)は現状に近い8000人近い感染者で死亡775人(致命率9.6%)、2012年サウジアラビアで発生した中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)で2494人、死亡858人(致命率34.4%)と過去のと比較してもばらつきが出すぎている。

ウィルスの作用が強力なので致死率が高いのか、それとも初期対応が遅れたため弱いウィルスでも高い致死率になったのか。情報がなさすぎる。

ざっくり思ったのは「まるで幽霊に怯えるような馬鹿馬鹿しさ」というのと「厚労省の情報だけで良い気がする」ということだろうか。

感染源は中国なのか野生動物なのか、人から人への感染力は、中国に滞在して居なくても感染するのか、ワクチンの開発は、WHOの対応は適切なのか、各国政府の方針は。これが恐らく後の世において様々な視点から語られるだろうが、当事者である私としてはまったく訳が分からないままに始まり、訳が分からないまま怯え、訳が分からないままに解決した(過去形である事を願う)と感じる。まるで四角い三角を見せられている気分で、「これはなんだ?」と聞いてもまともに答えられる人間がおらんのだろうなと感じた。まあつまり、ネットでいくら騒いでいても実際何が起こっているか知っている人間はそうおらんということか。

あと、数か月後にコロナウィルスについての詳細なレポートをどっか作ってくれないかなと思う今日はここまで、それでは。