バンクーバー珍道中

バンクーバーでの備忘録

カナダ入国。自己隔離とその周辺

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写真は私がカナダ・バンクーバーで14日間の自己隔離をした際に利用したホテル。

 

この記事では私がカナダ・バンクーバー渡航した12月中旬と、それから2週間の自己隔離についての記事となります。

 

12月中旬

以前より計画していたバンクーバーにある語学学校に通うべく、留学生という形でバンクーバーへ出発。(10月頃にカナダが留学生の受け入れを再開したため)

羽田空港から出発したが、搭乗客はとても少なく、20人・・・、は言い過ぎにしてもおおよそそれくらいの人数しかいなかった。飛行機内で3列シートをベッド代わりに体を横たえて、来る入国に備えた。

バンクーバーに到着後入国審査を終え、移民や留学生の書類チェックが行われる所へ向かうよう審査官に言われたのでそのまま向かい、更に書類のチェックを受ける。ただ、このチェックが案外すんなりと行き、数分で終了した。何というか飛行機降りて、入国審査場に辿り着くまでの方が時間がかかったのではないだろうか? かなりの書類を準備して挑んだのに肩透かしを食らった気分だった。

そんなこんなでとりあえず入国するという第一関門を終え、次は隔離先のホテルへ。

空港の出口でピックアップドライバーが待っていたのでその人に拾ってもらい、隔離先のホテルへ。私と以外にもう一人同じホテルに向かう人がいたが、特には話さなかった。

30分ほどで隔離先のホテルに到着。チェックインを済ませて、一番上にある写真の部屋に着いた。

 

隔離中の食事(真ん中は皿がないのでシリアルをゆで卵が入っていた容器に入れている)

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隔離先の部屋に着いて真っ先に困ったのが水がないこと。自分の部屋の1階下に自販機があるのでそこで買えるには買えるが、500mlで2.50カナダドルというのはお高い。仕方ないので部屋に備え付けのコーヒーメーカーに水だけ入れて煮沸、それを冷まして飲むというのをしていた。ペットボトルは自販機で1本水を買い、それが空になるたびに継ぎ足すというのを繰り返した。他には洗濯が一切できなかったので、上着ジーンズは上下1セットを2つ作り、それを1日交代で着まわしていた。下着、Tシャツ、靴下はバスタブにお湯を溜めて毎日洗っては干す、を繰り返した。

食事はホテルが提携してるのか何なのか、自己隔離している人用に14日間の食事を用意するサービスが近くのスーパー・・・? であるらしくそこが毎日昼・夕食を午後6時頃にまとめて持ってきてくれた。朝食に関しては週に1回、食パン14枚に牛乳1リットル2本、ゆで卵9個にシリアル一箱、ティーバックの紅茶とスティックのコーヒーを持ってきてくれるので、それらを食べた。ただこのパッケージ、色々ちぐはぐで、最初の週は確かにこの通り持ってきてくれるが、翌週分は卵と牛乳だけとかなり減る。おまけに最初の週ではイチゴジャム、ピーナッツバターにバターをまるまる1瓶くれるのだが、それを塗るパンは14枚しかない、明らかに多いし隔離部屋にトースターなんて気の利いたものは置いてない。私は暖房の効いた部屋でカビるのを嫌ったので冷蔵庫に入れたが、それに塗るのはバターだけで十分だ。結局これらの食品は部屋から出る際にその大半を残す羽目になった。他にも皿が一切ないから蓋とかで代用したり、プラスティック食器が微妙にすくなかったりと不満はあるが、まあ仕方ないだろう。昼食・夕食の味は我慢できるものだったが、一日だけデリバリーをすっぽかされた事があり、その日は止む無くルームサービスを頼んだ。1食15ドルを2食で30ドル、かなり高くついた。

後、隔離中に困ったのは生活リズムがかなり崩れてしまった、ということがある。

何分することが無いがベッドだけはででーんと部屋の半分を占めているので、寝たいときに寝て、起きたいときに起きるという生活が出来てしまう。なので14時に寝て19時に起き、6時まで起きて8時に眠る、という感じだった。14日間でただの一度も同じ時間に寝なかったし、起きなかった。隔離5日目には「まあ、崩すだけ崩せばいいか」と諦めたので、生活リズムの乱れが体調面で大きな問題になることはなかったが。

隔離中にはすることが全くなかったので、1日の大半を今までできなかった動画制作に費やすことにした。トータルでは50時間はつぎ込めたのではないだろうか、語学学校のオンライン授業が平日に3時間あった以外はほとんど一日パソコンに齧りついて動画作成をしていた。

(で、ここで自分の動画を宣伝、

ホーム:https://www.youtube.com/channel/UCuj06wMRyXyJw8ZlKzoGSSg

最新作:https://www.youtube.com/watch?v=-wX8BBjR0SU&t=87s

これは隔離期間中ででしかできない事だろう。

 

そして今日、自己隔離期間が無事終了し、シェアルーム先に無事移動することが出来た。

 

まとめ

自己隔離中は色々と不満が多かったが致し方ない事だと割り切るしかなく、自分もそれに備えて色々荷物を多めに持ってきて正解だったなと思う(歯ブラシの類が一切なく、用意して居なかったら大変だったし、着替えもこれでもかと持ってきて置いたのは正解だった)。後は、毎日毎日Arrive Canadaや語学学校に自己隔離に伴うメールを提出するんだが、これをよく失念しそうになった。忘れなかったのは我ながら凄いと思う。いずれにせよつい先日、カナダへ出国する人に日本出国72時間以内にPCR検査陰性の証明書が必要になるなど、自分の渡航は色々タイミングが良かったなあ、と思う次第。

 

これからの生活に不安を抱えながらも、ともかく自己隔離を乗り切れたと安心している。また何か思い出したら書いていこうと思う。