バンクーバー珍道中

バンクーバーでのワーホリ備忘録

尺度

融通のきかぬ一本調子の趣味に固執して、その趣味以外の作物を一気に抹殺せんとするのは、英語の教室が物理、化学、歴史を受け持ちながら、すべての答案を英語の尺度で採点してしまうと一般である。その尺度に合わせざる作家はことごとく落第の悲運に際会せざるを得ない。世間は学校の採点を信ずるごとく、評家を信ずるの極ついにその落第を当然と認定するに至るだろう。

夏目漱石 作物の批評

 

 今日友人との食事で私が年に一度全く興味のない事を1年間勉強するようにしている事を話すと「いやー、私ならそんな嫌な事したくないなー」という返事をもらった。

まあその人は絵が凄まじく好きなので、それに時間を割きたいのだと続けられ、「なるほど私が良かれと思ってやっている行動にも、また別の正しき選択したあるのだ」と一人頷いていた。

 やはり自分のやり方に固執するのは良くないなと頭を掻くと同時に、世界には正しさがあふれているなと再認識した今日はここまで、それでは。

作物の批評

作物の批評